quoted-printableとは、電子メールの本文の制御文字と8ビット文字を、7ビットのASCII文字に変換する方式の一つ。
普通は、ISO-8859規格で定められた8ビットの文字コードを使っているヨーロッパ系諸言語でメールを送受信するために用いる。
メールを送るときは、本文はASCIIコードと呼ばれる文字コード(の制御コード以外)で記述しなければならない。このため、制御文字や、ASCIIでは定義されていない、ヨーロッパで使われるアルファベットの飾り文字、ギリシャ文字、アラビア文字、ロシア語や東欧で使われるキリル文字などは、そのままでは扱えない。
そこで、メールを送信する際にこれら8ビット文字をASCII文字の特殊な並びに置き換え、受信時に元の文字列に変換するという手法が取られるようになった。その際に、各文字コードとASCIIコードの相互変換を行なうルールの一つがquoted-printableである。
quoted-printableでは、制御文字と8ビット文字とを「=」と文字コードの16進数表記の組み合わせに置き換える。元に戻すには、「=」を取り除き、16進表記になっているコードを、対応する文字に置き換えればよい。
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