2009年10月26日月曜日

地域型JPドメイン名 【geographical type JP domain names】

地域型JPドメイン名とは、末尾が「.jp」で終わるドメイン名(JPドメイン)のうち、登録者の所在地をもとに、都道府県名、市町村名などで分類されたもの。一般の個人や組織が登録できる「一般地域型ドメイン名」と、地方公共団体が登録できる「地方公共団体ドメイン名」の2種類がある。

 原則として、セカンドレベル(.jpの左隣の領域)が都道府県・政令指定都市名、サードレベル(右から3番目)が市区町村名となり、フォースレベル(右から4番目)に組織名が登録される。例えば、東京都千代田区のある組織が「soshiki」というドメイン名で地域型JPドメイン名を取得すると、その組織のドメイン名は「soshiki.chiyoda.tokyo.jp」となる。

 地域型JPドメイン名は属性型JPドメインと合わせて1組織1つしか使用できないが、属性型JPドメインを使えない個人も地域型JPドメインを登録することができる。また、汎用JPドメイン名を登録していても地域型JPドメイン名を別に登録することができる。

 地方公共団体ドメイン名は都道府県・政令指定都市、市区町村のために予約されたドメイン名で、道府県は「pref.道府県名.jp」、東京都は「metro.tokyo.jp」、政令指定都市は「city.市名.jp」、市と東京23区は「city.市名.都道府県名.jp」、町は「town. 町名.都道府県名.jp」、村は「vill.村名.都道府県名.jp」という形式になっている。名称はヘボン式ローマ字が使われる。

 ただし、これらはそれぞれの団体のために予約されているというだけで、そのドメインを使わなければならないという法律や決まりがあるわけではない。プロバイダのドメイン名でホームページを公開している自治体などもある。

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