2009年10月27日火曜日

ルートサーバ 【root server】

ルートサーバとは、インターネット上にはドメイン名とIPアドレスを対応させるための情報を提供するネームサーバが無数に存在しており、ドメイン名に対応した階層構造をなしているが、その最上位に位置するサーバのこと。

 インターネット上でコンピュータにつけられた名前であるドメイン名は、実際の住所であるIPアドレスに変換する必要があり、個々のネットワークに配置されたネームサーバは自分の管理するネットワークのコンピュータのドメイン名とIPアドレスの対応表を持っている。

 ドメイン名は大分類から小分類に向かって階層構造で管理されているため、ドメイン名を調べる場合にはまず、階層の最上位に位置するルートサーバに照会する。

 ルートサーバは目的のドメインを管理しているネームサーバのアドレスを答えるので、そのサーバに問い合わせを行ない、IPアドレスを得る。

 世界には同じデータを持ったルートサーバが13台あり、負荷分散している。米VeriSign社に2台、ネットワーク管理団体IANA、ヨーロッパのネットワーク管理団体RIPE-NCC、米PSINet社、米ISI(Information Sciences Institute)、米ISC(Internet Software Consortium)、米Maryland大学、米航空宇宙局(NASA)、米国防総省、米陸軍研究所、ノルウェーのNORDUnet、日本のWIDE プロジェクトで各1台ずつを管理している。

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