メールフィルタリングソフトとは、コンピュータを出入りする電子メールを監視し、特定の種類のメールを自動的に選別し、通過させたり遮断したりするソフトウェア。
あらかじめ設定された条件やアンチウイルスソフトとの連携機能を元に「望ましくないメール」を見つけて破棄することで、ユーザがコンピュータウイルス付きのメールやSPAMをなるべく受け取らないようにできる。また、条件に一致したメールを破棄するだけでなく、転送したり返信したりする機能を持ったソフトもある。
メールを選別する条件には、メールヘッダや本文に含まれる特定のキーワードや、宛先や送信元のメールアドレスなどが設定されることが多いが、メールの容量や添付ファイルの種類などによって選別することも可能である。
メールフィルタリングソフトには、メールサーバにインストールしてそのサーバを経由するメールを監視するタイプと、ユーザが自分用のコンピュータにインストールして自分宛のメールを監視するタイプの2種類がある。コンピュータウイルス対策として、前者をアンチウイルスソフトなどと一緒に採用している企業も少なくない。
近年では、社員が機密漏洩や私用メールなどを行なっていないか「監視」するためのフィルタリングソフトをメールサーバやゲートウェイサーバに組み込む企業が増えており、こうした「検閲」の是非が議論されている。
2009年10月27日火曜日
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