2009年10月23日金曜日

サイバースクワッティング 【cyber-squatting】

サイバースクワッティングとは、企業名や商標、有名人の名前などをドメイン名として登録し、転売目的で保有する行為。

 インターネット上のドメイン名は基本的には誰でも自由に好きな名前を登録できるうえ、早い者勝ちで登録が行なわれ、商標として保護の対象になっていない。

 このため、利用する気がないのに「有名な」ドメインを取得し、登録料をはるかに超える高額で転売する電子的な「居座り」商法が横行するようになった。悪質な場合、取得したドメインを使ってポルノサイトなどを運営し、企業側に暗に買い取りを迫るような業者もある。

 「matsuzakaya.co.jp」ドメインでポルノサイトが運営されていた「事件」が有名。大企業などは裁判を起こして争う例もある。

 近年では「.com」などのgTLDに関しては世界知的所有権機構(WIPO)の仲裁センターが、「.jp」で終わるJPドメインに関しては、日本弁護士会連合会と弁理士会が共同で設立した工業所有権仲裁センターが裁定を行ない、悪質な場合は正当な所有権者のもとに権利を移転する措置が取られている。

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