2009年10月22日木曜日

Punycode

Punycodeとは、多国語ドメイン名を既存のDNSで運用できるためにASCII文字以外の文字列をASCII文字に変換する符号化手法 (ACE:ASCII Compatible Encoding)の1つ。IETFにより、RFC 3492として標準化されている。

 ACEによって生成される多言語ドメイン名では先頭に「xn--」(Punycode)、「bq--」(RACE)の識別子の後に符号化された文字が続き、例えば「www.(日本語ドメイン名).jp」がPunycodeでの変換後は「www.xn--(符号化されたASCII文字列).jp」となる。

 Punycode の標準化とともに、多国語ドメイン名を実現するACEとして従来用いられていた RACE(Row-based ACE) に代わりPunycodeの本格的な運用が開始された。汎用jpドメインを管理するJPRSでは2003年7月からRACEとPunycodeの併用を開始、同年9月にはRACEの運用を停止し、Punycodeでの運用化に一本化した。ただし、gTLDにおける日本語ドメイン名を管理する VeriSign Naming & Directory Services では現在、RACE のみでの運用が行われている。

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