2009年10月23日金曜日

インターネット電話 【Internet phone】

インターネット電話とは、インターネットを利用した電話サービス。音声信号をデータに変換し、通信網の一部にインターネットを利用することにより、距離に寄らず低価格(あるいは無料)で電話サービスを提供できる。

 送話者・受話者ともに通常の電話を利用できるタイプのサービスと、パソコンから通常の電話にかけるタイプのもの、パソコン同士で音声通信を行なうタイプのものなど、いくつかの種類がある。

 通常の電話のみで利用できるタイプは、まず決まったアクセスポイントに電話をかけてユーザ認証を行なった後、かけたい相手の番号にダイヤルするという手順を踏む。

 パソコンを利用するタイプは、マイクやヘッドホンと専用のソフトを使ってインターネットに接続し、電話サービスを利用する。

 特に、双方ともにパソコンの場合は、音声通話だけでなく、ファイルの交換や文字メッセージの交換などの付加サービスが提供される場合もある。

 いずれの場合も、利用者が直接負担する電話料金は、「送話者からアクセスポイントまで」と「アクセスポイントから受話者まで」だけで済むため、双方の近くにアクセスポイントがあれば、遠距離・国際通話でも料金を安く抑えられるというメリットがある。通話の前に広告を聞くことで通話料が無料になるサービスもある。

 インターネット電話は、通常の電話に比べて音質が悪く会話中に途切れたり遅延が生じるなどの欠点があったが、通信回線の大容量・高品質化や音声圧縮技術の進歩などにより、こうした欠点は目立たなくなりつつある。

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