2009年11月22日日曜日

ユニバーサルサービス 【universal service】

ユニバーサルサービスとは、全国どこでも一律にほぼ同じ価格や条件で利用できるサービスのこと。生活に不可欠なサービスとして、国民全般に公平かつ安定的に提供されるべきサービスを指す。国によって何がユニバーサルサービスとみなされるかは異なるが、多くの国では電気や水道、電話、郵便、放送などがこれにあたる。

 サービスの提供主体は国や自治体の機関であることが多いが、先進国では経済の自由化が進むとともに、事業主体が民営化されたり、事業が民間に開放される例が増えている。企業などが事業主体となる場合には、合理化や営利のために地域によってサービス内容や価格に著しい格差が生じないよう、特別な法律により規制が行なわれることが多い。日本でも、旧電電公社の民営化や郵政民営化に際し、ユニバーサルサービスの維持に関する議論が大きく注目された。

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