2009年11月25日水曜日

KVM

KVMとは、Sun Microsystems社の開発した、組み込み機器向けのJava仮想マシン。「K」の名の由来は、必要なメモリがキロバイト(Kilo Bytes)単位で済むことにある。

 J2MEの核となっているコンポーネントで、ごく小さい容量と128K程度のメモリでJavaを動作させることを目的として開発された。

 携帯電話やポケットベル、携帯情報端末、セットトップボックス、POS端末などでの使用を想定している。

 およそ40KBという極めて小さなサイズを特長とするが、他のJava仮想マシンに比べてJavaアプレットやリアルタイム機能が実装されていないなど、機能面では幾分劣っている。

 KVMは発表当初、Palm社のPalm OSで動作するバージョンが公開され、携帯端末で動作するJava実行環境として話題を呼んだ。

 2001年には、NTTドコモの携帯電話の一部機種にKVMが内蔵され、Javaプログラムのダウンロードサービス「iアプリ」が開始された。

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