2009年11月27日金曜日

インスタンス 【instance】

インスタンスとは、オブジェクト指向プログラミングで、クラスを基にした実際の値としてのデータのこと。クラスと対比して用いられることが多く、クラスを「型」、インスタンスを「実体」として説明されることもある。

 「オブジェクト」とほぼ同義語のように用いられることが多いが、実際にメモリ上に配置されたデータの集合という意味合いが強く、データの実体をより具体的・直接的に捕らえた用語である。

 例えば「名前、身長、体重」というクラスがあるとすれば、そのインスタンスは「田中、175、65」というように作られる。一つのクラスから複数のインスタンスを作ることができ、それぞれのインスタンスは違った値を持ちうる。プログラムの中で実際に扱われるのはクラスではなく、こうして作られたインスタンスの方である。

 なお、ひな形となったクラスを表す際には「○○クラスに属するインスタンス」「○○クラスのインスタンス」という表現が用いられる。

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