LSBとは、Linuxの各ディストリビューションが備えるべき最低限の機能のセットを定めた標準仕様。また、同仕様を定める非営利団体。
Linuxは、OSの中核部分であるカーネルに様々なツールや機能が付加された「ディストリビューション」と呼ばれる配布パッケージの形で流通している。ディストリビューションは誰でも自由に作成することができるため、個人やグループ、企業などが作成したディストリビューションが世界中に数十種類存在している。
LSBではこれらの間の互換性を確保し、あるディストリビューション向けに作成したアプリケーションソフトが他でも動作するような環境を整備するため、Linux関連の開発者や企業などが集まり、APIやライブラリの基本セットや相互運用のための指針を定めている。
団体としてのLSBはLinuxの国際化を推進するLI18NUX(後のOpenI18N.org)と共同でFSG(Free Standards Group)を設立、傘下のワーキンググループの一つとなった。FSGは2007年1月にOSDLと合併してThe Linux Foundationとなっている。
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