インタプリタ言語とは、プログラミング言語の種類の一つで、人間の記述したプログラムを、インタプリタと呼ばれるソフトウェアがコンピュータの実行可能な形式に変換しながら実行するタイプの言語。
インタプリタ言語はコンピュータの使うマシン語や、マシン語と1対1に対応するアセンブリ言語に比べ抽象度が高く、人間の普段使う自然言語に近い感覚で記述することができる高水準言語(高級言語)である。人間の記述したプログラム(ソースコード)はそのままではコンピュータが解釈できないものであるため、インタプリタ(スクリプトエンジン)によってマシン語に同時通訳され、実行可能なプログラムに変換されながら実行される。
高水準言語には、マシン語のプログラムに一括変換してから実行するタイプのコンパイラ型言語もある。こちらは記述したプログラムをマシン語のプログラムに変換してから実行するため、開発の容易さや素早さ、修正のしやすさなどではインタプリタ言語に劣るが、同時通訳の手間が無い分、実効速度では勝る。また、インタプリタ言語では実行する環境にソースコードが必要だが、コンパイラ型では必要無いという違いもある。
最近では、同じプログラミング言語にコンパイラとインタプリタの両方が用意され、必要に応じて使い分けられるようになっている言語も多い。また、インタプリタが内部的にコンパイルを行なって、実行可能コードを用意した上で実行を開始するといった工夫が行なわれている場合もある。
2009年11月27日金曜日
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