2009年11月24日火曜日

Common Lisp

Common Lispとは、関数型プログラミング言語「LISP」の方言の一つで、ANSI(米国規格協会)によって制定されたLISPの標準規格。

 FORTRANに次いで二番目に古い高級言語であるLISPは、1958年の登場以後、その実装の容易さ、拡張性の高さから「LISP方言」と呼ばれる数多くの種類が登場した。

 1980年代から1990年代にかけて数多く登場したこれらのLISP方言を統合しようという動きが起こり、1994年ANSIにより「ANSI X3.226-1994」として標準化されたものがCommon Lispである。現在では単にLISPといえばそれはCommon Lispを指すことが多い。

 Common Lispは汎用性を重視した仕様になっており、関数型、手続き型など複数のパラダイムを組み合わせて利用できるマルチパラダイムとなっている。CLOS(Common Lisp Object System)と呼ばれるオブジェクトシステムにより、オブジェクト指向プログラミングもサポートしている。

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