2009年11月19日木曜日

キャッチホン 【catch phone】

キャッチホンとは、通話中にかかってきた別の着信に応答する機能。NTT東日本・西日本のアナログ電話サービス(加入電話)で、NTTドコモが携帯電話サービス(mova/FOMA)で、それぞれ提供している。ISDN(INSネット)では同等の機能を「INSキャッチホン」(コールウェイティング)という。アナログ回線では月額300円、携帯電話では月額200円の利用料が必要。

 キャッチホンが有効になっている場合、通話中に別の着信があると、利用者に特殊な着信音でこれを知らせる。利用者はフックをすばやく押して離すなどの動作をすることにより、現在の通話を保留状態にして、着信に応答することができる。通話が終わって回線を切ると、元の相手との通話に戻ることができる。

 アナログ電話のキャッチホンは着信があると音声に特殊な通知音を合成するため、モデムでデータ通信を行なっていると通信が途絶えてしまうという問題があった。1990年代にパソコン通信が普及するとこの問題が顕在化したため、電話からの操作で一時的に着信通知機能を停止し、再開するまでセンターでメッセージを預かる「キャッチホンII」が1995年7月に開始された。

0 件のコメント:

コメントを投稿