2009年11月19日木曜日

コールバック 【callback】

コールバックとは、電話回線などによる通信において、いったん通信先を呼び出し、相手側からの発信を求めること。

 通信料金は相手側が負担することになるため、企業の従業員が業務で社内ネットワークにダイヤルアップ接続する場合に用いられる。実際には、あらかじめ設定を行なうことにより、一連のコールバック手続きを自動で行わせる。

 コールバックの具体的な手続きについては数種類あり、通信元からの最初の呼び出しに際して若干の通信料金が必要な方式(実際に接続してすぐに切断する方式)と、最初の呼び出しに通信料金がかからない方式(無課金方式)に大別される。

 課金を要する方式については、Windows NTに搭載されているMS-CBCP方式が事実上の標準となっているが、無課金方式に関しては規格が乱立している状態で、通信元と通信先で対応している規格が異なる場合は無課金でのコールバックはできない(実際につながなければならない)。

 他に、同じ区間の通信を行なう場合でも発信地によって通信料金が異なることを利用して、通話料を安くするコールバックサービスもある。特に、この格差の大きい国際電話においては、コールバックによって通信料金が安い国から発信を行なうよう調整することで、料金を低く抑えることができる。

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