2009年11月22日日曜日

リソースBOD

リソースBODとは、ISDNの通信速度変化技術であるBODの一種で、2本あるBチャネルの1本を必要に応じてデータ通信とアナログ通信とに使い分ける技術。

 通常はBチャネルを2本とも使って128Kbpsでのデータ通信をしているが、ルータやTAのアナログポートが着信を受ける(電話やファックスがかかってくる)と、1本をアナログ通話用に明け渡して、データ通信は64Kbpsに速度を落とす。そして、アナログ通話が終了すると、再び2本ともデータ通信に使って128Kbpsの速度に戻す。また、こちらから電話やファックスをかける場合にも同様の動作が行われる。

 単にBチャネルを2本使ってデータ通信をしている場合、通信中に電話やファックスを使うことができないという問題があるが、リソースBODを用いることで、普段は128Kbpsで通信をしながら、通信中に電話やファックスを利用することが可能になるわけである。

 なお、この機能を利用するためにはTAやルータが対応していることに加えて、NTTの通信中着信通知サービスに加入しておく必要がある。

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