Annex Iとは、ITUが標準化したADSL規格の一つであるG.992.1(G.dmt)の付帯規格の一つで、日本での高速ADSL用の規格。各社が2003年に相次いで始めた20Mbps超のADSL接続サービスに採用されている。
G.992.1では下り通信用として138~1104kHzの周波数帯域が使われていたが、Annex Iでは上限を2倍に引き上げ、2208kHzまでを利用できる「ダブルスペクトラム」技術を採用している。このため、従来よりも短かい線路長で大幅に信号が減衰してしまうという弱点があり、各社は一定の距離以上では自動的にAnnex Cによる通信に切り替える機能を提供している。
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