ACRとは、AMD社、3Com社、Motorola社、NVIDIA社、VIA Technologies社など10社によるACR SIGが2000年7月に策定したライザーカード規格。マザーボードにLAN、オーディオ、モデム、USBなどの機能を持った子カード(ライザーカード)を装着するための仕様を定めている。
1998年にIntel社が発表したライザーカード規格、AMR(Audio Modem Riser)の上位互換規格であり、2000年2月に発表されたIntel社による後継規格「CNR」(Communication and Network Riser)に対抗する規格である。
ACRはAMRの上位互換となっており、ACR対応マザーボードにはAMRカードの装着が可能。プラグアンドプレイに対応し、装着後すぐに利用することができる。インターフェイスの種類により3つに分類でき、「ACR Lite」はAMR規格に加えてネットワークインターフェイス、「ACR Hub」は2つのネットワークインターフェイスを備えている。最上位の規格である「ACR Xtream」は無線LANやADSLモデムの実装を想定したネットワークポートや、PCIバスから直接制御できるパケットインターフェイスIPB(Integrated Packet Bus)を備えている。
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