2009年11月19日木曜日

高速電力線通信 【PLC】

高速電力線通信とは、電力線を通信回線として利用する技術。電気のコンセントに通信用のアダプタ(PLCモデム)を設置してパソコンなどをつなぐことにより、数Mbps~数百Mbpsのデータ通信が可能となる。

 ほとんどの建物には電気配線が張り巡らされているため、高速電力線通信を使うことにより新たにケーブルなどを敷設することなく手軽に構内通信網を構築できる。また、電力会社の配電網を高速電力線通信に利用すれば電力網をそのまま通信インフラとして利用することができ、インターネット接続サービスなどが提供できる。

 電力線はもともと高い周波数の電気信号を流すことを想定していないため、高速電力線通信による漏洩電波がアマチュア無線などに深刻な影響を与えるとの指摘もあり、なかなか実用化されなかったが、総務省が規制を緩和したのを受けて2006年12月に初めて高速電力線通信対応製品が発売された。

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