マルチリンクプロトコルとは、複数の通信回線を同時並行で用いることにより通信速度を高める技術。日本では一般に、1回線64KbpsのISDN(INS ネット64)回線を2本束ねて128kbpsで通信することをマルチリンクプロトコル接続(MP接続)と読んでいる。
ただし、本来のマルチリンクプロトコルの語義はISDN に限ったものではなく、複数の回線を束ねた系一般について使われる語である。
例えば、郵政省通信総合研究所が開発した、64kbpsのPHS(PIAFS)回線を6回線束ねた384kbpsの通信システムもマルチリンクプロトコル接続である。
マルチリンクプロトコルはユーザ側のターミナルアダプタやダイヤルアップルータなどのネットワーク端末が対応している必要があり、さらに、公衆サービスの場合はプロバイダ側もマルチリンクプロトコル接続に対応していなければならない。
例えば、NTT東西地域会社がサービスを提供しているフレッツISDNではマルチリンクプロトコル接続を許可していないため、ユーザはISDN回線を有していながら常時、1回線分の64kbpsでしか接続できない。
2009年11月20日金曜日
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