2009年11月20日金曜日

ダブルスペクトラム 【double spectrum】

関連用語

* ADSL
* G.992.1 Annex I..
* サービス
* ITU
* G.992 Annex C..
* Hz
* 帯域
* NTT
* ユーザ
* Annex C

ダブルスペクトラムとは、ADSLの下り通信に使う周波数の上限を従来の2倍に広げ、下り通信を高速化する技術。G.992.1 Annex Iとして標準化され、2003年に各社が相次いで始めた20Mbps超のADSLサービスで採用されている。

 ITUが標準化した、日本向けのADSL技術の標準規格G.992 Annex Cでは、下り通信に138~1104kHzの帯域が使われる。ダブルスペクトラムでは138~2208kHzの帯域を使い、従来の約2倍にあたる28Mbps(理論上の最高速度)を実現する。商用サービスでは実効速度を考慮して「24M」「26M」などの名称が使われている。

 上限周波数を引き上げた分、従来より短い線路長で信号が減衰してしまうため、20Mbps超のサービスはNTT交換局に近いユーザ(概ね2km程度までと言われている)のみに提供され、中長距離のユーザは自動的にAnnex Cによる通信に切り替わるようになっている。

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