Connexion by Boeingとは、アメリカの航空機メーカーBoeing(ボーイング)社が提供していた、衛星を利用した航空機向けインターネット接続サービス。同社と三菱電機が共同開発したもの。
地上36,000kmの静止衛星を中継して地上と通信するサービスで、機内は無線LAN(IEEE 802.11b)で接続する。通信速度は50~200kbpsとISDN程度だが、静止衛星は地上から遠いため通信開始までにかかる遅延(レイテンシ)が大きい。利用料金は航空会社によって異なるが、20~30ドル(約 2,000~3,500円)で使い放題のプランと、1分0.25ドル(約30円)程度の時間従量制のプランが用意されていることが多い。
2003年1月にドイツのLufthansa(ルフトハンザ)航空が初めて導入し、日本では2004年11月に全日空が、同12月に日本航空がサービスを開始した。2006年6月、Boeing社は当初期待したほど市場が拡大しなかったとしてサービスの終了を発表、同8月から段階的に各社のサービスを終了していった。
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