2009年11月12日木曜日

c.LINK

c.LINKとは、ケーブルテレビなどの同軸ケーブルを利用して高速な通信を行なう技術。一般的な光ファイバー通信の速度を超える250Mbpsでの通信が可能で、家庭内LAN(ホームネットワーク)や集合住宅の構内通信網に利用されることを想定している。Entropic Communications社が開発した方式で、c.LINKは同社の登録商標。

 通常のCATVは770MHz以下の周波数を、BS/CS放送などは1GHz以上の領域を利用しているため、この隙間にあたる900MHz付近の周波数を使う。テレビ放送8チャンネル分近くに相当する50MHzという広い周波数帯域を利用し、時分割で双方向通信を行なう。最高通信速度は250Mbpsで、実効速度でも130Mbps程度は出ると見られている。構内通信に広く利用されているVDSL(下り52Mbps)やFast Ethernet(100Mbps)よりも高速なため、すでにCATVの協同視聴用などのために敷設された同軸ケーブルを有効活用することができる。

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