2009年11月19日木曜日

施設設置負担金

施設設置負担金とは、電話加入者が加入時にNTT地域会社に支払う、電話インフラ整備のための負担金。現在の金額は72,000円。

 これを支払った者には電話に加入できる権利が与えられるが、これを俗に「電話加入権」という。電話加入権は譲渡や売買が可能で、解約した人から買い取って新規に引きたい人に売却する業者も存在する。このため、実際には72,000円よりも少ない額で加入権を手に入れることは可能である。

 2002年2月からは、負担金を支払う代わりに毎月の基本料金を数百円高めに設定した「ライトプラン」料金が加入電話とISDNに導入されており、最近ではこちらを選択する人が増えている。

 この制度はもともと、戦後復興期に電電公社(当時)が電信柱や電話線などのインフラを敷設していたときに、自己資金による整備では加入希望者の増加に追いつかなかったため、加入者に負担の一部を求めたものである。現在ではインフラ整備も一段落し、その必要性が薄れているため、廃止すべきではないかという議論もある。

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