2009年11月18日水曜日

YRP 【横須賀リサーチパーク】

YRPとは、神奈川県横須賀市南部の丘陵地にある、無線・移動体通信関連技術に特化した国内最大規模の研究開発拠点。約62ヘクタールの広大な敷地に、国内外の官民の研究所や開発センターなどが建ち並んでいる。進出企業は60社以上、就業人口は約1万人に達する。

 YRPは三浦半島中心部、横須賀市光の丘に建設された東西約1.6km、南北約0.7kmの研究都市である。横須賀市中心部からは南に約6km、京浜急行電鉄「YRP野比駅」から約1.2km、横浜横須賀道路佐原ICから約1.7kmの位置にある。

 NTTドコモやKDDIなどの通信事業者や、 NEC、富士通、日立、東芝、三菱電機、沖電気、松下、シャープ、ソニー、エリクソン、テキサス・インスツルメンツといった内外の大手通信機器メーカーの研究所や開発センターが軒を連ね、密接に連携を取りながら研究開発に取り組んでいる。情報通信研究機構(NICT)や有力大学の研究室、およびそれらを相互につなぐ産学官交流センターなどもあり、さながら日本の移動体通信技術のメッカとも呼べる一大拠点となっている。

 この場所はもともと電電公社の研究所があったところで、そこに隣接する形でYRPが造成されてきた。1987年に「横須賀リサーチパーク構想推進連絡会」が設立され、1993年には横須賀市などが出資する第3セクター「株式会社横須賀テレコムリサーチパーク」が設立、翌1994年から基盤整備事業が進められてきた。1997年10月にYRPセンター1番館など最初の主要な施設が完成し、オープニング記念事業が開催された。

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