unnumberedとは、他のネットワークに接続するルータのWAN側ポートにIPアドレスを割り当てず、2台のルータを見かけ上1台のルータのように扱う接続方式。unnumberedで運用されているルータはLAN側にのみIPアドレスを持つ。
unnumbered接続を行なう場合、2台のルータが繋がっているネットワークに他のコンピュータがいるとパケットの行き先が確定しなくなるため、ルータ同士が直結している必要がある。しかし、2台が直結しているという条件を満たしているネットワークでは、IPアドレスを割り当てる数が少なくなる分、unnumberedで接続したほうが管理が簡単になる。
ちなみに、PPP(PPPoE)接続ではISP側のルータと加入者側のルータは直結しているため、unnumberedでの接続が可能になっている。この仕様を利用して、NTT東日本・西日本のフレッツシリーズを利用する常時接続サービスでは、IPアドレスを複数個割り当てる場合にunnumbered接続を採用している。
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